相続預金払い戻し裁判

相続財産の中に預金が含まれている場合、預金の払い戻しを受けるためには、銀行から払い戻し請求書を貰ってそこに相続人全員の署名捺印、実印、印鑑証明を求められるのが一般です。

しかし、相続人が何十人にもなる場合には大変な作業になります。

それでも署名捺印を集めて預金全額を貰えるのであれば別ですが、相続分に該当する分しかもらえないとなると手間暇を考えてあきらめることになるかもしれません。

しかし、裁判で自分の分だけを銀行に請求して払ってもらえるとすればどうでしょうか。

今の裁判例では、預金は遺産協議をしなくても相続と同時に相続人に分割されて取得されるとみなされているので、各相続人は自分の分だけを銀行に請求できることになります。

実際に裁判例で裁判を起こした相続人に対して、その方の相続分のみを支払うよう銀行に命じた裁判例があります。

相続人が多数にわたる場合は、裁判で回収することも有益だと思います(特に面識がない相続人が多い場合)。

なお定額郵便貯金は、分割による払い戻しができないとされているので裁判をおこしても自分の分だけを払った貰うことはできないという裁判例があります。

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